現在のペット事情 ~歴史と人気とスタンダード~

久々に?真面目なお話。笑

ちょっと前から計画していた里帰りイベントが実現しましたー
里帰りイベント

ペットショップで犬を飼うとトレーサビリティも含め、
なかなか親兄弟とあうことは難しいこととなっています。
ブリーダーから直接仕入れている子犬であっても
そのブリーダーの意向によって、できること、できないことがありますね。

(一般客と)直接会ったり話したりするのが面倒だからショップに卸しているんだよ。
というブリーダーさんも。。

初めての試みだし、反応が薄いのも承知の上。これから、です。
犬を飼う新しい楽しみ、犬飼い文化がもっと向上することを願っています。

さて、本題の人気とスタンダードについて、です。
早い話、良い(スタンダードに近い=血統の良い)個体と
人気のある、売れる個体はイコールではない、ということなのです。

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順を追って掘り下げていきましょう。

○トイプードルの、、、タイプ?
上記リンクにある、看板犬は胴長、短足で体付きががっしりした“ドワーフタイプ”
と呼ばれるものになります。この対局が足長の“ハイオンタイプ”です。

トイプードルのスタンダードは足と胴の長さは1:1が理想。
横から見るとスクエアー(正方形)になるのが良いとされています。

んが、一般の飼い主的には、んなこたーどうでもよい、、わけでもないけど、
やっぱ可愛ければいい!ということなんですよね。

ドワーフはがっしりしていて丈夫。短足がかわいい!と人気。
ハイオンは小柄なタイプ(後述)に少ないが、洋服が似合うと人気があります。

○トイプードルの近現代
かつて、プードルは今ほど人気のある犬種ではなかったのです。

毛色に関しても、ブラック、ホワイト、その中間色のシルバーが原色。
そしてカットも一般にプードルカットなどと呼ばれるコンチネンタル、イングリッシュサドル
(手、足にボンボンがついているようなカット)が主流。
ショーに出すための犬種で、そのお手入れやコストがかかるため、
一般受けするものではなかったのです。

ところが!あるトリマーがアプリコットのトイプードルを可愛いクマさんの
ようにカットすることを発明。テディベアカットとして人気がブレイクしたのです。
(話はちょっとずれますが、このトリマーの「顧客創造力」半端ないですね!)

○毛色と毛質と毛量
ブラック、ホワイトは基本色、シルバーやアプリコット、ブラウンは中間色と言われます。
中間色のトイプードルは成長によって毛色が薄くなっていきます。
毛の量や質も毛色によって変わってきます。
ブラックが比較的毛量が多く、毛質も固いため、良いとされています。
逆に人気のアプリコットは毛量が少なく毛質もコシが甘く柔らかいものが多い。

もちろん、アプリコットでもちゃんとしたブリーダーさん出身の子たちは
成長しても鮮やかなオレンジをキープしつつ、毛量豊かな子もいるんですけどね。

そして、ミスカラーとして出るのが「タン」
黒柴とかダックス、チワワとかに見られる、マロ眉とか四つ目とか言われる柄。
トイプードルのスタンダードには含まれない毛色です。
血統書とかには毛色の横に「×」とか書かれるそうです。
それでも個性的!と逆に人気があったりするそうですよ。


○結論
ながくながく書いてきましたが、結局は最初に書いたのが結論。

良い(スタンダードに近い=血統の良い)のと人気のある、売れるのとはイコールではない


柴だってそうですよね。
ショーに出るような立派な柴は好まれない。
逆に丸々のタヌキ顔にまんまるの目、コロコロした小柄な柴が大人気。

究極はハーフ犬ですよね。
もはや血統書すらありません。それでも、マルチーズ×トイプードルは
マズルが短く、目がクリクリになり、毛が若干ストレート、小柄であるので人気。
プードル×ダックスは毛が抜けないダックスになると好評。


○考察
犬種としての本来の形、スタンダードを守ろうとする流れと
可愛い、世話がしやすい、など、飼う方目線の流れ
このせめぎあいが現代のペット事情なのです。

ちょうどその狭間にいる私は激流の中の木の葉ですね。笑

そもそも犬種はその仕事を目的として残されてきた文化。
ところが本来の仕事はもう既に無くなってしまっている。
全てが愛玩犬としての役目を担うことになってしまった。
役目が無くなって犬種自体が絶滅してしまったものも多くある。

しつけにおいてもそうだ。
犬種本来の特性として、吠えたり、走ったりすることが
現代の犬との生活においては邪魔なこと、不要なこととして
飼いづらい、しつけしにくい犬種とされてしまっている。


そう考えると、、、今の犬たちを救えるのは
仕事をスポーツとして置き換えること!かな?

走ったり、吠えたり、探したり、、、様々な仕事をスポーツとして楽しむことで
犬種本来の役目も、犬種の存在意義も戻ってくるのではなかろうか。
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by yykyotako | 2013-08-22 15:22 | 考察