サキヨミ

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先日、「昔飼ってた子に似ている・・・」と話すお客様が最近多いと書きました。
気になってJKC登録数ランキングを調べて、時代ごとに分けて自分なりに考えてみました。
昔からこういう分析ってけっこう好きなんですよね。笑
表をクリックすると別ウィンドウで大きく見ることが出来ます。
それを見ながらのほうが読みやすいかもしれません。

1.ペットブームの始まり 1991年~1995年
スペースの関係上表にはしていませんが、1991年のJKC登録数1位は
シベリアンハスキーです。一定世代以上の方は「あぁ~!」と思うかもしれません。
2位シーズーに続いて3位はシェットランドシープドッグ。これについても
「あ~!」と思うかと思います。いわゆるペットブームのさきがけとなった犬種でしょう。

2.特定犬種人気落ち着き、様々な犬種が台頭 1996年~1999年
アップした表をご覧いただければわかるように、あれだけ人気があったハスキーが
上位15位から消え、シェルティの人気も年々下降しているのが見てとれます。
過剰ともいえる特定犬種の一時的な人気が去り、他の様々な犬種が注目を
浴びて台頭してきた頃ですね。今となっては驚きですが、トイプードルは下位で
ゴールデンやラブなどの大型犬が上位にランクインしています。

3.小型愛玩犬の人気 2000年~2003年
2000年より上位15位以内にミニチュアシュナウザーがランクインしています。
その後今日に至るまで15位以下になったことはありません。
またトイプードル大躍進の時代でもあります。みるみるランクアップしてますよね。
(便宜上トイプードルとしていますが、スタンプやミニチュアも含まれています)
2002年は某CMでチワワのくぅちゃんが話題になった年でもあり、
小型愛玩犬の人気が急上昇、ペットブームがさらに加速していった時期でもあります。

4.『御三家』時代 2004年~2007年
ミニチュアダックス、チワワ、トイプードル、いわゆる、『御三家』と
呼ばれる3大人気犬種の時代が始まります。その後、現在に至るまで
この3犬種の上位独占は続きます。(が、近年、柴がダックスを抜いたとかいう話も)

5.王者トイプードル時代 2008年~2011年
この頃から御三家の順番が入れ替わり、トイプードルが独走を始めます。
他の人気2犬種との大きな差は毛が抜けにくいという特徴でしょう。
現代の日本の生活事情に最も適していて、『飼いやすい』というのも
人気が持続する大きな理由かと思われます。


以上が時代別の考察になります。犬種に注目してみていくと。。

1.ゴールデン、ラブラドール等の大型犬
1996年~1999年には上位にあったゴールデンとラブはその後小型愛玩犬の
台頭とともに順位を下げていっているのがよくわかります。
2005年にはゴールデンは15位以内から姿を消します。が!
2009年以降、少しずつランキングが上がってきています。

2.山型、谷型
1998年からランクインしたコーギーですが、その後2002年をピークに見事な山型を描いているのがよくわかります。
パピヨンも少し遅れて2005年をピークに山型を描いています。
また、ビーグルもコーギーと共に人気を落とし、2005年以降15位以内には入らなくなくなりました。
面白いのが対照的なポメラニアンとマルチーズ。
2002年を最底辺としてV字型を描いていますね。
コーギー、ビーグル等の中型犬は小型愛玩犬人気と対称にあるのかもしれません。
また、先のゴールデンも含め、犬種人気はこのように山谷を描いて繰り返すようです。
以前飼っていた同じ犬種を飼うという方が多いためかもしれません。

3.鼻ぺちゃ系登場
2005年からフレンチブルドッグがランクインし、その後15位以内の中位を
キープし続けています。同じく鼻ぺチャのパグも2005年以降からランクインを
続けているんです。面白いですよね!


最後に、以上の考察をふまえた上で、今後の犬種人気の傾向と対策(対策って笑)

1.人気が戻ってくる犬種
ゴールデン、ラブラドール、マルチーズ、ポメラニアン
これらの犬種は以前の人気で飼っていた子が、亡くなる、あるいは老齢になり、
また、同じ犬種を・・・と考える方が多くいると考えられます。

2.人気が落ちていく犬種
パピヨン、コーギー、シーズー、ヨーキー、ダックス
これらの犬種はこれまでに比べると人気が落ちてくる時代になってきているかもしれません。
ヨークシャーテリア、ミニチュアダックスも上位の中ではありますが、
若干の波型を描いているのが見て取れます。ちょっと前に比べると人気にかげりが
でてきているのだと思います。あくまでもJKC登録数ランキングからの予測ですが。。

3.これからも伸びそうな犬種
フレンチブルドッグ、トイプードル、柴
今も人気はありますが、ランキングから考察するにこれからもまだまだ伸びそうな犬種。

3.これから期待できる犬種(流行を先取り?笑)
ビーグル、シェルティ、キャバリア
そろそろ、ビーグルやシェルティを飼っていた方が、また同じ犬種を・・・
と思う時代に差し掛かってきています。
どれも10キロ前後の中型犬っていうのも面白いですよね。
長く続く、御三家をはじめとした小型愛玩犬ばかりで閉口気味の
中型犬愛好者たちが再び飼いたい!熱を持ってきてもいいのではないかと。
最近の柴犬人気もありますし、中型犬が再び注目を浴びるようになるかも?
コーギーはまだ人気低下気味で、戻ってくるのはもうちょっと先になるかもしれませんね。

4.ダークホース的存在
ミックス
いわゆるミックス犬、ハーフ犬と呼ばれる純血種同士の一代目の子。
これまでの予測はあくまでもJKC登録数からであり、血統書の発行されないミックスは
このランキングに入ることはありません。
が。その数はここ数年で増えていることに間違いはありません。
さらに、登録数は新しく生まれた子犬の頭数であって、
現状の飼育されている頭数比較では圧倒的に雑種が多いのも事実です。
昔ながらに、近所で産まれた子を譲り受けたとか、
里親として保護して、、等ですね。
里親、ボランティア。いまだ捨て犬問題に対して本腰を入れない日本においては
これはこれでとても大事にしたい方たちですよね。
にもかかわらず、アレルギーフリー(毛が抜けない)を目的としたプードルの血を混ぜたもの
など一部を除いて、単なる好奇心からとしか思えないような組み合わせのハーフを
作っていくことは非常に好ましくないこと。
しかしながら!生まれてきた子犬に罪はありません。
それを大切な家族として愛して、可愛がってくれてる方も大切です。
買う人がいるから売るのか、売る人がいるから買う人がいるのか。。。
考えるとなんだか凹みます。卵が先か鶏が先か。

いずれにせよ、ミックス犬の人気動向はダークホース的な存在といえるでしょう。
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by yykyotako | 2012-02-22 01:41 | 日々のできごと