新しい文化の発信源となるのだ!

台風一過。群馬県は素晴らしい朝を迎えています。

月月火水木金金。
一週間の連続勤務が終わったと思ったら
二日間は仕事関連の資格取得で館林へ。
さらに三日間働いて、今日ようやく休みになりました。

今回もまた(汗)いろいろ考察の記事です。

【新しい文化の発信源】
この不景気の中、ペット業界だけは別、と思われていましたが
さすがに頭打ちになってきたのではないかと思う。

●生産者との距離を近くする!
(と書くとなんだか最近流行の地場野菜売り場みたいだけれども。笑)
昨日はブリーダー氏がたまたま子犬を連れてきてくれたのもあって
購入を検討しているお客様と直接話をしていただいた結果、見事に契約が決まった。

当初は希望されていた性別&色の子がいなくて、価格的にもお客さんの予算はオーバー。
お客様としては購入は見送ろうと思っていたところだったのですが。
ブリーダー氏の熱心な話を聞いて、(価格もそのままで!←重要!笑)
「この子にします!」と。

「これも何かの縁だと思って」
購入を決めたお客様は言っていた。

生産者の声が直接聞けるというのは購入者にとって嬉しいことだ。
ブリーダーとお客さんとの距離を限りなく近くするのだ。


先日行った育児展示
a0230928_6271087.jpg

愛護法改正で将来生後二ヶ月未満の子犬は販売できなくなる。
離乳前から展示展開を行って予約販売を行えばいいのだ。
親子兄弟離乳が済む二ヵ月まで一緒に生活することで、心身ともに健康に育つ。
将来は兄弟でお誕生日会やオフ会も開くことができるようになる。
これはペットショップで犬を買ってはとても考えられないことだ。

●「犬を飼う」新しいスタイル
この辺りは土地が豊かだからか、外で鎖で繋いで飼う方が多い。
家の中で飼うことで素晴らしい犬生活が送れるであろうに、、
外で繋いでおくだけでは犬のよさの半分も感じられない。
「しょせん、いぬっころ、でしょ?そんな大金払えないよ。。」
だから値段も安くしないと売れないのではないかと思っている。
犬の価値観を変えていかなければならない。
「ゆかいな仲間たち」でだいぶ変わったと思っていたのに。
ここでも王国の文化改革貢献は大きかった。しかし、けっこう地域差があるものだ。

親、兄弟を見ながら成長を見続け、生後二ヶ月で心身ともに健全な
子犬を迎える。室内で家族の一員として寝食を共にする。
ドッグランやカフェに連れ出し、一緒に思い出作り。
兄弟でのオフ会や親元への里帰り…。

これはもはや新しい文化といって良い。
犬を飼う、新しいスタイル。新しい文化。

5年以上前の王国では当たり前だったことが、
今、ここで実行するのはなかなか難しい。
王国で行っていたことがいかに最先端だったかが、身にしみてわかる。

犬とネコを一緒に展示
a0230928_6435223.jpg

ネコスペースに余裕を持たせてネコの気持ち次第で
犬に会いにいけるし、距離をとることもできる。そうすることでネコの気持ちに
余裕ができて、パニックにならなくて済む。


●成長犬猫がいっぱい…
先日、ほかの店で売れなかった子犬、子猫たちがいーっぱい送り込まれてきた。
作業が一気に増えた。何でほかの店の売れのこりをうちの店で消化しなければならないんだ!
そういう声も周囲にはあった。

私はちょっと違う。ある意味うちの店の販売力を買われてのことだと考えれば。
いっちょ実力を見せ付けてやろうじゃないか。そう思った。

ほかの店とうちの店とで犬猫の育て方の違いが見れる絶好のチャンス。
いかに、コミュニケーションとスキンシップが大切かがよくわかる。

ゲージに閉じ込めて餌を十分与えておけば、見た目は成長する。
しかしながらそれでは心が育たない。
「声をかけてもまったく反応がないんですよ…」
「とてもシャイで…うちの店に居る子とは大違いです。。。」
パートさんが言っていた。
さっそく幼名を付けて声をかけ、スキンシップを取っていくように指示した。
彼らもじきに人と心通わせるいい子に変わっていくはずだ。

犬猫の良さは心を通わせてこそ、感じられるものだ。

好評のキャットショー
a0230928_6492854.jpg


●しつけ、、、
ある人がうちに遊びに来て悩みを話していった。
新人某専門学校卒業のドッグトレーナー氏なのだけれども、、
「しつけなのか虐待なのかわからないくらい厳しいんです。。」
時に厳しく叱ることも必要ではあるが、幼い犬に果たして。。。
この時期に必要なのはたっぷりの愛情!まずはそこからスタートしなければ。
むしろトラウマとなってしまい、ヒトを心から信頼しなくなってしまう恐れも。
どのようなものか、見にいってみた。


オスワリを教えたくて、ご飯を持って子犬の前に座る。
子犬はご飯前でテンションが最大限になっている。
おだって落ち着いて居られない。私は目を細めた。

トレーナー氏は無言のまま、ご飯を背に隠した。
子犬はなぜ、おあずけをされているのか理解できない。
トレーナー氏の表情は無言のまま厳しいものになる。
しばらくお見合いが続いたと思ったら、トレーナー氏は
イライラを全開にしながら背に隠したご飯を「ガン!」と
ゲージの上に置いて、どっかに行ってしまった。。。

え・・・?
子犬と私はほぼ同じリアクションをとった。
なんでおあずけされているのか、まったく伝わっていない。
ただただイジワルされているだけとしか。。

トレーナー氏が去ったあと、私はすぐに子犬の前に行った。
子犬のテンションは先ほどのトレーナー氏がいたときよりさらに上がった。
「ごめんねー!ご飯ほしいよね。じゃあ、オスワリしよっか!」
言い終わるか、終わらないかのうちに、
子犬は落ち着かない腰を地に着けながらフリフリを続けていた。
「いいこだねー!もうオスワリしてるんだ!我慢してたのねー!はい、じゃあ食べよう~♪」
いつも「食いつきが悪いから注意」いわれていた子がガツガツと食いついてあっという間に完食した。

犬との心の距離のとり方が違うんだ。。と感じた。
トレーナー氏のやり方では心の距離がどんどん広がってしまう。
友達となって信頼関係を築いてこそ、多少厳しくてもしつけが意味を成す。
信頼関係がないままに厳しいしつけを行うと、恐怖しか作らない。


どこぞの誰が教えているのかわからないけれどもまったくもってけしからん。
またそれを鵜呑みにしてしまう者もどうかと思う。

真実は彼らが持っている。

厳しいやり方で犬たちがどう変わるのか。
私が今の店に配属された時もそういう厳しいしつけがされていた部分があった。
私は問うた。
「それで犬たちは変わりましたか?」
答えはNo。

●研究課題 「心の距離」はヒトも犬も一緒!
しかし、犬との心の距離のとり方にはセンスも必要だと感じた。
ある人はなんでもなく、簡単にできちゃうけど、
ある人にはなかなか身につかず、とても難しいことのように感じる。
時間をかければ誰でもできるようになることだろうけど、
人によって時間がかかる場合もある。

犬は人の心を写す鏡。
そのトレーナー氏は人付き合いが不器用で心を許す友達が極端に少なく、
あ、このヒトは嫌いだ、となると一切口を利かなかったりするそうだ。
ヒトに対して壁を作りやすい。
そういう人が面倒を見ていくと、犬にも陰を落とす。
彼らは人よりも感受性が豊かでそういう部分を感じ取りやすい。
トレーナー氏の犬に対して厳しい態度を取る行動は、
彼のライフヒストリーも大きく反映しているような気がした。

食べ物の好き嫌いも多いと聞いた。
学校給食で嫌いな食べ物を前にずーっと座らされていた、
そんな姿がおあずけを食らった子犬と重なって見えた。

ヒトの(心の)育ち方と犬の育て方への投影。
私がいまとても興味があるところだ。

おそらく、他人から「あなたのやり方は間違っている」と指摘しても
素直に聞き入れることはないだろう。むしろ反発を生むだけだ。
(そこは、私と彼の信頼関係が未熟だからだ、ということも加えておきたい。犬と同じ。笑)
あるいは指摘した人の見ていないところでさらに激しいしつけが行われることにもなりかねない。
(見ていないところで悪いことをする、これも犬と重なるところがある気がします)
彼が実践で学び、心から「あ、今までのは間違ってたんだ」と理解しないと
おそらく直らないだろう。
それまでは悩むでしょうね。時間もかかる。
どうしてこの(信じていた)やり方でうまくいかないのか。
素直に受け入れていけば一瞬で済むのに。もったいないとは思うけど仕方ない。

「彼のやり方が間違っている、と言ってはいけないよ」
私は言った。
「さっき私がやったように、違うやり方でうまく行っているところを彼に見せてあげなさい
 それを見て、彼が感じていかないと、、、」

彼が人間に対しての心のあり方や態度が変わってくれば犬に対しても
変わってくるのではないかと私は見ている。

相談者はトレーナー氏が当初より性格が明るくなって
ほかの人ともよく話をするようになった、と言っていた。
改善の兆しが見える。時間はかかるかもしれないけれども。

今後の研究課題である。

おまけ。チーズを食べるゆきち
a0230928_744410.jpg

[PR]

by yykyotako | 2012-10-01 00:34 | 考察